おだやかなくらし

育児と介護。ダブルケアでも心地よい生活を目指すブログ

家族で食べられる介護食。食事を作る上で参考になった本。

※本ページにはプロモーションが含まれています。


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こんにちは、あすかです。

わが家は夫と小学生の息子、私の母の4人で暮らしています。

母は病気の後遺症で飲み込むことが苦手で、食事には少し気をつかわなくてはなりません。

しかしながら食べ盛りの息子もいるため、すべてを母に合わせるというのも…と考えてしまう日々。

でも正直なところ、母の分だけを別で作ったり、取り分けて調理したりというのを毎日するのは、私自身に余裕がなくてできない…。(というか面倒くさい)

なのでできるだけ家族みんなが食べられるメニューを考えて作り、同じ食事を食べています

この記事では毎日の食事(主に夕食)をつくる上で参考にしている本についてまとめました。

 

 

介護食づくりの本を選んだ基準について


本の紹介の前に、参考にする介護食本を選ぶ基準について触れておきます。

嚥下の程度やご家庭の環境はそれぞれ違うと思います。

今回まとめたものは、あくまでわが家の現在の状況に合わせた基準で選んだものです。

母の嚥下の程度について

母の嚥下能力について、特別に医師などから正確な状態を知らされているわけではありません。

母は脳出血とハント症が原因の後遺症で、左顔面麻痺と嚥下機能が低下しています。

ごはんや汁物、麺類が飲み込みにくいため、飲み込みやすいようにとろみをつけたりしています。

市販のレトルト介護食だと「容易に噛める」~「歯ぐきでつぶせる」というレベルのものが食べられる状態です。

▽ユニバーサルデザインフードの詳しい区分

UDF区分策定の経緯|「UDF」自主規格について|日本介護食品協議会



飲み込みにくさの程度は比較的軽いので、ミキサー食やペースト食がメインの本は選択していません。


小学生の息子と一緒に食べられる

息子は現在小学1年生です。

小学校に入学して、学校の給食では今までに食べたことのない様々なメニュー(郷土料理や海外の料理)も出るようになりました。

やわらかいものばかりを食べることで、顎の発達に影響があるのではないかという心配もあります。

つぶしたりしてやわらかすぎるようなレシピのものは避け、小学生でも嫌がらずに食べられるようなものも基準にしています。

なによりもかんたんに。作りやすさ重視!

これが何よりいちばんです。笑

病院や訪問リハの付き添い、学童へのお迎えなどで夕方には毎日ヘトヘトです…。

できるだけ手抜きできて無理しない範囲で調理、アレンジができそうな本を選んでいます。

介護食の参考にしているレシピ本

前置きが長くなってしまいました。

ここからは参考にしている本をご紹介していきますね!

「食べる」介護のきほん 誤嚥を防いで食の楽しみをキープする、食事介助&お口のケア(はじめての在宅介護シリーズ)


こちらはレシピ本ではありませんが、介護で食事をする上での基本的なことが書かれている本です。

母は認知症はありませんし、体が不自由ではありますが、基本的な身の回りのことは自分でがんばってしていたので、私は病院からも言語聴覚士の方からも食事について特に細かい指導を受けていませんでした。

この本には食べるときに注意すべき点、姿勢、困ったことに対する回答や口腔ケアの重要性など、私が知らなかった基本的なことが網羅されていたので、とても勉強になりました。

特にこれから介護をはじめるという方や、私のようにプロからの指導などをしてもらったことがなくて心配だと思っている方には役立つのではないかと思います。


同じシリーズで家族介護についての本もあります。
こちらのシリーズは初心者の方にとてもわかりやすい本です。

 

やわらかく、飲み込みやすい 高齢者の食事メニュー122


こちらの本は高齢になって飲み込む力が弱ってきた方向けの、やわらかい食事のレシピが掲載されています。

食形態別に掲載されているので、母の状態に合う調理方法だとどれがいいかを確認するのに重宝しています。

スーパーやコンビニで購入できる、市販の冷凍食品やレトルト食品を使った簡単なレシピなどもあり、今まで料理をしたことがない男性の介護者の方や、高齢で調理自体が大変な方でも簡単に作れるレシピが書かれているのが特徴です。

レシピが食事の形態ごとに記載されているので、長く使える本ではないかと思います。


同じ著者の本で、市販品を活用したレシピが多く掲載された本もあります。
いままで料理をあまりしたことがない方でも、より簡単に作れるレシピが掲載されています。

 

食べたいものを食べやすく デイサービスで人気の介護食83 


図書館で借りてきて読んだ本です。

この本で参考になったのは介護食をつくる上での考え方です。

レシピ本ですが料理の写真は巻頭のカラーページだけで、イラストで完成イメージが描かれているので、見る方によっては少し料理のイメージがしにくいかもしれません。

この本の「食べたいものを食べやすく」というタイトルにもあるように、食べやすくする工夫や考え方が勉強になり、家族みんなで同じ食事メニューにするための参考になりました。

聖路加国際病院の愛情健康レシピ


こちらは介護食本ではありませんが、献立作りの参考にしている本です。

病院で提供されている献立なので、献立のたて方や調理方法などがとても参考になっています。

こちらのレシピを参考にした食事は家族にも好評なので、常にキッチンに置いてあってよく利用している本です。

脳卒中後のおいしいリハビリごはんー自宅でできる食事プラン


母が脳出血で倒れて入院中に、退院後の食事について考えた際に参考にさせてもらいました。

普通食となめらか食の2通りのレシピが掲載されているので、食材の処理の仕方の違いや代用法などがとても勉強になりました。

「脳卒中後の」というのが母にもぴったりだったので、見つけてすぐに購入した記憶があります。

おいしい! やわらかレシピ


こちらの本ではかたくて食べにくい食材も、調理法など少し手を加えることで食べやすくする工夫が多く掲載されていて、普段の食事をつくる際にとても参考になります。

加齢によってかたいものが食べにくくなった方や、病後でかたいものが食べづらい方にもおすすめできる本です。

私の本の探し方

その人の好みや求めるものが違うので、レシピ本は実際に中身を見てみないと失敗してしまうことが多いのではないかなと思います。

私もあまり見ずに買ってしまい失敗したことがよくありました。

そのため私はまず図書館を利用するようにしています。

あたらしいものや人気のものは予約待ちが多くてなかなか借りられないこともありますが、大体の本は少し待てば借りられるので、気になった本があった時には図書館で取り寄せるといいです。

そして実際に読んでみて、自分に合ったもの・必要だと思ったものを実際に購入するようにしています。

メルカリなどのフリマアプリや古本を利用すると、お目当ての本の在庫があれば、安く手に入れることもできますよね。

無理なく、家族で食べられる食事づくりを

介護食に限らず、食事づくりは毎日のことですから大変ですよね。

料理が苦手な私でしたが本を利用していくうちに、より簡単な調理法や自分では思いつかない味付けの仕方を知ることで、少しずつ料理が苦だと思わなくなってきました。

これからも無理なく食事づくりを続けていけるように、色々な本を利用していきたいです。



♦関連記事です♦

夏休み中に息子と母と一緒に食べたごはんの記録です。

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献立を考えるを少しでも楽にするためにやってみたことです。

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母と過ごす平日の昼食は無理せずに過ごしています。

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お読みいただきありがとうございました。
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